【洗剤を使わない洗濯!?】株式会社wash-plus代表取締役 高梨健太郎さん#2
地域住民に愛されるコインランドリーを作る
『洗剤を使わないコインランドリーを作る』
2013年に創業したコインランドリーwash+は宿泊施設にも導入されている。
知られざる創業ストーリーはまさにジェットコースター。
人にも環境にも優しい洗濯手法の仕掛け人、高梨健太郎さんにインタビューをした。
この記事は#2です
まだお読みでない方はぜひ株式会社wash-plus高梨健太郎さん#1からご覧ください。
wash-plus恒例の高梨さんリサイタル(毎月開催)
中瀬:wash-plusではビジョンに紐づくクレドを設定しています。これらは高梨さんが設定されたものですよね。
高梨:はい、そうです。クレドはビジョンを実現していく上で社員が普段から意識できるものとして設定しています。
中瀬:高梨さんがwash-plusの従業員にクレドを意識してもらえるように工夫している点はありますか。
高梨:月に一度会社全体で定例会議をしています。そこでは、サステナビリティトークという企画を行なっていて、社員には15分間サステナビリティに関するテーマでお話ししてもらっています。
その後は私が2時間ほどプレゼンをしていて、主にクレドに関する内容を話しています。
中瀬:ガッツリ話されているのですね。
高梨:結構大変ですよ。毎月プレゼン用の資料も用意しないといけないので。
中瀬:資料まで用意しているんですね笑
高梨:はい、しかも文化会館を借りてやっています。
中瀬:かなり気合が入っていますね。直近だとどのようなお話をされたのでしょうか。
高梨:ジャッキー・ロビンソンの話をしましたね。野球のメジャーリーグでは有名な話なのですが黒人選手として初めてメジャーリーグでプレーした人です。
現在では彼の背番号42を選手含めて球場全体でつけて、彼の功績をたたえながら過去の行いを振り返るという日があるんです。
中瀬:そうなのですね。
高梨:過去は取り戻せない、時間は巻き戻らない、道を切り拓くという点で私たちが考えるクレドにも紐づく話でした。
wash-plusのクレドに込めた思いとは?
中瀬:wash-plusのクレドは2つ設定されていて、「突き詰めて、突き詰めて、突き抜ける」「情熱と信念が原動力」があります。それぞれどのような経緯で設定されたのでしょうか。
高梨:「突き詰めて、突き詰めて、突き抜ける」に関しては、できない理由を設けて諦めるのではなく、できる理由を探して進んで欲しいという意図があります。
我々人間は結論をすぐに出してしまうんです。「こういう理由があるからできない」というような。
高梨:しかし、wash-plusが立ち向かっているのは難しい課題なんです。
できない理由を見つけて安易に答えを出すのではなく、突き詰めて、突き詰めること。
1回突き詰めるだけで懲りずに2回突き詰めて欲しいという思いを込めました。
中瀬:同じ言葉を繰り返していることには意味があったのですね。
smart laundryを開発した時に4時間かけてステークホルダーを説得した高梨さんらしいと思いました。
「情熱と信念が原動力」にはどのような思いがあるのでしょうか。
高梨:難しい課題に取り組む際には情熱と信念がないと続けられないと思っています。wash-plusもそうでしたがいろんな困難が起こります。
その中で原動力となるのが情熱と信念だということです。
中瀬:ありがとうございます。この2つの基本姿勢に基づいていくつか行動指針がありますね。
高梨:これら2つのクレドをもとに行動してもらうことで持続可能なビジネスができるし、従業員たちにとっても良い環境を作れると思っています。
例えば、行動指針の中で「自身と家族の健康を優先する」という言葉があります。
家族が健康でなければ仕事にもプライベートにも支障が出ますよね。従業員にも会社にも損失を与えることになります。
限られた時間の中で、従業員がどのように仕事をすれば幸せになれるかが指針となっています。
「洗剤を使わないコインランドリー」という新しすぎる挑戦をしてきた高梨さんだからこそ現在のようなクレドを設定しているということがよく分かりました!
次回予告。大工→商工会議所→うどん屋さん。高梨さんの知られざるキャリアに迫る!
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