【誰も取り残さない】SDGsを社内浸透させるコツ
【誰も取り残さない】SDGsを社内浸透させるコツ
森林伐採や異常気象などの問題が表面化し、世界的に関心を集めるSDGSの取り組み。
自分たちにも何かできることはないかと、活動をはじめようとしている企業の方も多いと思います。また昨今、地球環境に対して「私たちはこんなことをしている!」と世界に向けて発信することは、大きなビジネスチャンスに繋がることも!
今回の記事では、「SDGsの取り組みに対して興味はあるし、何かしたいけど一体どうすればいいか分からない…」といったお悩みをもつ社内のSDGs担当者の方に向けて、社内にSDGSを浸透させるコツについて紹介していきます。
誰でも新しいことにチャレンジしていくのは難しいもの!この記事を読んでぜひSDGSに関する知識を深め、社内で実践してみてくださいね。
▼目次
そもそもSDGSとは?
SDGsとは、「Sustainable Development Goals」の頭文字をとったもので持続可能な開発目標という意味があります。
SDGsには17の目標が設定されており、世界中に存在する環境問題や差別、貧困などの問題を2030年までに解決していこうという行動目標を指しています。
SDGSが社内浸透しない理由とは?
なぜSDGsの社内浸透は進みづらいのか、理由としては以下のことが考えられます。
- 普段の業務外のことで、自分には関係ないと思われがち
- 会社が勝手にやってることで、やらされている感がある
このように、SDGsという名前を知ってはいるものの自分は担当じゃないし…とどこか他人事に考えていて、自分事にできていない社員が多くいると浸透は難しいもの。
確かに普段の仕事も忙しいと思いますが、私たちや子供たちが生きる”地球や社会”を守るためにSDGsの考え方は大切で、会社が成り立つうえで欠かせない要素となっていることを分かってもらう必要があります。
周りを巻き込むために必要なことの一例としては
- みんながどこまでSDGsについて知ってるのかアンケートをとる
- アンケート結果を集計し、その結果を社内で共有する
こちらは例にすぎませんが、周りがどう思っているのか自分以外の意見を聞くことでSDGsに対して興味を持つ人も増えてくるものです。一人ひとりが身の回りのことに注意を向け、SDGsを意識するきっかけを増やすことが大切ですよ!
SDGsを社内浸透させるコツとは?
ここまでSDGsとはそもそも何なのか、そして浸透が難しい理由について説明してきました。自分達が生きる地球や社会について考える時間を、多くの人が大半の時間を過ごす会社で考えることはとても大切なことです。
ではここからは、実際に社内でSDGSを浸透させるためのコツについて紹介していきます!
- できることから行う
- 特定の誰かではなく、全体の知識の底上げ
- 長期的な視点をもつ
この3つは、SDGsという考え方を社内全体で広めていくために特に大切なことではないでしょうか?以下この3点について、詳しく説明していきます!
できることから行う
林林伐採などが影響する地球温暖化や、海面の温度上昇による漁獲量の減少など、多くのトピックがニュースでも取り扱われています。
しかし、あまりにも大きな課題なだけにどうしても個人1人がやったところで…と考えがちの人も多くいるのではないでしょうか?マクロの視点を持つことは大切なことですが、もっと身近にできることはないか?と一旦自分の身の回りを見渡すことが重要です。
実際にできる具体例として
- ペットボトルキャップ回収
- ペーパーレス化を進める
などに取り組む事例も多いです。
ペットボトルキャップ回収
まず1つ目「ペットボトルのキャップ回収」についてですが、私たちが何気なく捨てているこのキャップを集めるだけで、世界の子供達にワクチンを届けることができるんです!
最寄りの回収業者に持っていき、集めたペットボトルキャップを引き渡すだけで、いつでもはじめることが可能なんですよ。
ペーパーレス化
続いて2つ目「ペーパーレス化」についてですが、送られてきたメールを何気なく印刷したり、必要かどうかも考えず資料を印刷したりしたことはないでしょうか?
当たり前ですが、紙は木から作られておりそれを大量消費することは環境破壊にも繋がります。しかしだからといって、いきなり一気に全てを電子化するのもコストやリスクを伴うもの。まずはコピー機の横に裏紙入れを作り、重要書類以外はそれを使うようにするなど、少しずつ紙は大切に扱うものという認識を広めていくことが大切です。
特定の誰かではなく、全体の知識の底上げ
SDGsは社内の中で誰か1人だけ実践していてもあまり意味がありません。例えば前述したような、キャップ回収やペーパーレスについて実践する前に、一度社内で勉強会の時間をもうけましょう。そうすることによって、自分たちがこの活動に参加することによってどのような効果があるのかを社内で広めることにも繋がります。
また時には、社外からSDGSに対して詳しいプロを招き講演会を開催するのも、新しい意見を取り入れるいいきっかけになるかもしれませんね。
長期的な視点をもつ
社内で新しい取り組みをした時、最初は頑張って周りも取り組むけれどもいつの間にか立ち消えになってしまった…なんてことはないでしょうか?
SDGsの問題は取り組んで、すぐに効果が出るような短いスパンの問題ではありません。会社全体で多くの人を巻き込みながら長期的に浸透させる必要があります。
具体的な例として
- 勉強会や研修を恒例行事化する
- やってきた取り組みを共有する
はどうでしょうか。
勉強会や研修を恒例行事化する
まず1つ目、勉強会や研修を恒例行事化することについてですが、例えば、新入社員や中途社員が入社した時は入社式や説明会を行うと思います。この式の中でSDGの取り組みについて説明する場を設けるというのはどうでしょうか?
そうすることによって、新しく会社の仲間として迎える社員の方への説明もできますし、それを恒例化することによって知識の共有を長期的に行うことにも繋がっていきます。
やってきた取り組みを共有する
続いて2つ目、やってきた取り組みを共有することについてです。前述で説明したようなペーパーレス化やペットボトルキャップの回収を実際行って、どれだけ紙の消費が減ったのか、キャップがどれだけ集まったのか、集計してSNS等で広く発信するのはどうでしょうか?
会社でSNSを持っていればそれを運用して、もし反応があればそれは続けるモチベーションにも繋がります。またそれが、新しい会社の宣伝方法にもなりますし、社内でSDGsとSNSの運用を絡めた方法が別に何かないのか考えるのもいいかもしれませんね。
さいごに
ここまでSDGSを社内に浸透させるため、具体例を交えてコツを紹介してきました。
SDGSについて真剣に考え行動を起こすことは、今や全ての企業が取り組む必要のあるものです。
一歩ずつできることからやっていき、社内全体へSDGSの輪を広めていきましょう!
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