SDGs担当者が果たすべき役割5選

SDGs担当者が果たすべき役割5選

全世界の人々が取り組むべき事項のSDGs。

いまや国家の政策にも練りこまれており、企業もSDGsにのっとって活動していくことが必要不可欠になっていきます。
ですが、SDGsの担当になったとはいえ、具体的に何をしたらいいのかわからない、何から始めたらいいのかわからない、とお困りの担当者の方もいらっしゃるかと思います。

そこで、SDGsの担当になった方が果たすべき役割を5つご紹介します。
これを参考に、SDGsを推進する第一歩を踏み出しましょう。

①SDGsの普及と啓発

SDGsは2015年9月に国連で採択され、その名前を聞いたことがある人は多いかと思います。しかし、この内容を説明できたり、実際に実践をしているという人はそう多くはありません。そのためSDGsの担当者は企業外の市民などの一般の人々、組織などに対し、SDGsの重要性、具体的な実践例などを普及するという役割があります。

具体的には、地域の学校で、学生向けにSDGsの授業を行う、SDGsのキャンペーンやイベントを行う、などが考えられます。

SDGsは世界すべての人が取り組むべき事項であり、ひとりひとりの取り組みがとても大切になるため、有効な手段であるといえます。

②SDGsの取り組みへの協力促進

SDGsの普及・啓発をした対象向けに、SDGsの取り組みへの協力を促します。SDGsの学びを受けてもそのとき限りで、何もしていない、という方が多いのが事実です。

日常生活などで取り組めるような具体的な実践例を紹介し、定期的に協力を促す取り組みを紹介するとかなり有効です。
普及と啓発、取り組みへの協力促進を１つのセットとして行うと、かなり効果的ですよ。

③SDGsの戦略策定と実施

ご自身の企業が先陣を切って、SDGsの取り組みを推進していくことがとても大切になります。やみくもに進めるのではなく、ご自身の企業で何ができるか、具体的なアクションプランを考え、どのようにしたら効率的に取り組むことができるかを考えます。

また、これを始める際に、目標を立てて考えると、ゴールまでの道筋が明確になり、効率的に目的の達成が可能になります。

④社内でのSDGs研修

SDGsの取り組みは、ひとりひとりの行動からになるため、SDGsとは何か、をまず従業員に徹底する必要があります。また、従業員が皆同じ方向を向いて一丸となって取り組むことにより、SDGsは推進されていきます。

そのために、SDGsの社内研修を行いましょう。外部から講師を呼ぶのもいいですし、担当者が自ら講師となって研修を進行していくのもいいでしょう。
ご自身が講師を務める場合は、SDGsについて再学習をし、従業員にきちんと教えることができるようにしておきましょう。

⑤リサーチと自社への引用

同業他社が、どのようなSDGsの取り組みを行っているか、リサーチをすることもSDGs担当者の役割です。今までに思いつかなかった新たな取り組みを発見したり、そのSDGsの取り組みによってどのような反応を受けているかを知ることができます。

まるごと真似をするのは「パクリだ！」と思われて、よい印象を持たれないことが多いですが、今後の活動の参考になるでしょう。実際に行うことなく、結果を知ることができるため、リスクがなく、簡単に取り組むことができます。

進捗管理と監視

SDGsの担当者は、進行しているSDGsのプロジェクトが滞りなく進んでいるか、また目的や最終目標に向かって進行しているか、その都度管理と監視をするようにしましょう。知らず知らずのうちに、目標から逸れてしまっているということは、よく起こります。そうなっていた場合、軌道修正をするのも担当者の役割の一つです。

まとめ

SDGs担当者が果たすべき役割を5つご紹介しました。「なんだか難しそう。」「めんどくさそう。」と尻込みしてしまった方もいらっしゃるかもしれませんが、何においても最初の一歩がとても大変なのです。

まずはその第一歩を踏み出してみることですべてが始まります。
ご自身1人で取り組まなくても、SDGsは皆で協力して行うことであるため、取り組みに共感してくれた方と協力して行っていくのもいいでしょう。

小さなことからコツコツと、取り組んでいきましょう。

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