【驚愕】今、ナイジェリアで一番熱い日本人ー前編ー
今、なぜかナイジェリアで一番熱い日本人
学生時代はバイトやインターンの日々。
一般的な大学生活に思えるが、大学卒業後すぐにゲームギルドで起業し、
いつの間にかナイジェリアでスターになっていた男。
そんなスターという星の名の下に生まれた24歳、小宮 明さんに話を伺った。
エピローグ
2023年9月某日。
中瀬は企業のマーケティング担当者が集うオフラインイベントにいた。
エンジニアを辞めて3週間。
メディアの立上げに向けて取材相手は自らの足で探すしかない。
会場に来て一つ想定外のことがあった。それは、参加者の皆さんが正装であること。
白ティーに黒ズボンでのこのこやってきた中瀬は少し浮いていた。
会場で片っ端から名刺交換をしていると、急に横から割り込んでくる者がいた。
「すいません、私も名刺交換させてください!アフリカでNFTゲームギルドをやっている小宮と申しまして…」
どうやら彼も起業家らしい。おまけに白ティーに黒ズボンというお揃感に親近感が湧いた。
NFT・・・アフリカでサービス展開・・・面白い話が聞けるかもしれない。
立上げ期の弱小メディア取材に興味があるか尋ねると「あ、面白そうっすね。いいですよー」と返事があった。
そして次の日…
中瀬、アイスブレイクに挑戦
中瀬:小宮さんこんばんは!昨日はイベントで名刺交換させていただきありがとうございました。
小宮:こちらこそありがとうございました。
中瀬:インタビューの前に昨日の話をお聞きしたいのですが、なぜ交流会にいらしたんですか?
小宮:Web3業界以外の方とも交流をしていきたいと考えていまして、参加しました。
中瀬:普段はWeb3業界の集まりに参加されることが多いと思うんですけど、昨日の会は雰囲気は違いましたか?Web3だとアフターの懇親会がクラブで開催される、みたいなパリピな話も聞くんですが。
パリピとはパーティーピーポーの略である。
Web3のイベントでは海外の人も多くそのようなイメージが先行している。
小宮:Web3業界の集まりとは違いましたね。先日参加したイベントでは、DJが音楽ガンガンにかけて、たこ焼き食べてみたいなカオスな感じでした。
中瀬:笑。割とそういう雰囲気が好きなタイプですか?
小宮:いや、得意ではないですね。建設的な会話がしたいので、正直もう少し話しやすいようにして欲しいと思うこともあります笑。
少年小宮、ビリギャルに感化され進学するも休学
中瀬:それではインタビューを始めさせていただきます。ゲームギルドで起業されるほど昔からゲーマーだったんですか。
小宮:いや、そこまでですね。ポケモン買って全クリするまでやるとか、マリカするとか、その程度です。
結構やってるね。
中瀬:学生時代は何をされていたんですか?
小宮:高校ではテニス部に入ったんですが半年で辞めて。バイトもしてましたが、いわゆる帰宅部でした。
中瀬:法政大学に入学された理由はなにかあったんですか。
小宮:受かったから行った、というのが正直なところです。大学行くか決めたのも高校二年でビリギャルを見たからですね。そんなに進学校にいたわけでもないので。
中瀬:大学時代はなにされてましたか?
小宮:サークル入ってバイトして普通に過ごしてました。
まだ異常なオモシロエピソードは無し…やっぱり前回のSDGsメディア代表の木村っちは異常だよ。
小宮:大学三年の夏にプログラミングスクールの講師を始めて、そのあとCoincheckのインターンも始めました。
中瀬:プログラミングスクールのメンターをやってたんですね。元々プログラミング経験者だったんですか。
小宮:いや、大した経験はなかったです。採用のテストがあって、それをクリアすると講師になれました。
Progate(オンラインプログラミング学習サービス)で少し勉強したらいけましたね。それまでパチンコとか飲食のバイトをしてたので、座ってできる、かつバイトしながら知見もつけられるということで始めました。
中瀬:どんな知見が得られましたか?
小宮:僕はプログラミングに向いていないんだなと分かりました。
中瀬:あー笑、ありますよね、向き不向き。
小宮:中瀬さんは元々エンジニアだったんですか?
中瀬:そうです、色々と有名な会社で。
小宮:Slerみたいに現場でコード書いて、そのあとマネージャーになるとかは出来たかもしれないけど、自分がどこかの企業でCTOになるとかは無理だなと感じました。
小宮:その後、Coincheckでインターンを始め、マーケティング部門に入りました。SNSキャンペーンの企画とか、SQL書いたりもしてましたね。SNSのフォロリツキャンペーンをして、一時間当たりのリツイート数が世界一になったこともありました。
中瀬:世界一笑。すごいですね。
小宮:その時のWeb3や仮想通貨の盛り上がりがよくて、注目度が高かったおかげでもあります。
そんな世界規模に活躍をした小宮さんは大学の成績はGPA(学校の成績、5段階評価などが多い)は平均して2未満で、留年予備軍だったらしいぞ。
中瀬:Coincheckで働いている間は休学されてたとお聞きしていますが、なぜ休学されたんですか?
小宮:就職するかそれ以外かで悩んでいたんですよね。加えてちょうどコロナ禍で、世の中がどうなるか分からなかったので。休学して自分の将来を考えたいと思いました。
中瀬:休学する際に親御さんから反対とかはありましたか?
小宮:特になかったですね。僕の父は8年かかって大学を卒業してるので、そんなに気にならなかったんじゃないですかね。
中瀬:胸はって卒業できますね。
小宮:はい、父よりも3年も早いので。
中瀬:元々ブロックチェーンとかWeb3に興味があったんですか?
小宮:元々Coincheckのユーザーではありました。たまたまwantedlyでマーケティング職のインターン生を募集しているのを見かけて、運良く採用されました。
中瀬:そんなものですよね。私も大学時代にマーケティング職でインターンしてましたが、「日本 インターン」で調べて一番上に出てきた会社に応募しました。成り行きですね。
それは適当すぎ
中瀬:で、休学が終わり就職か起業かを迷って、起業したと。
小宮社長爆誕!アフリカへ飛び立つ前夜
小宮:そうですね、2022年3月に大学を卒業して、会社を建てたのが5月です。実は、休学していた頃に起業家シェアハウスというインナーサークルに入ったんですよ。
中瀬:そこで起業に向けてのアクションを始められた感じですね。
小宮:最初は野球盤ソラーレがしたかったんです。ソラーレっていうのはサッカーのNFTゲームで、リアルのサッカー選手と試合結果を紐づけたゲームです。
例えばメッシがゴール決めたらゲームの中のメッシもプラス一点、チームが負けたらマイナス一点みたいな。リアルな選手でオリジナルチームを作って得点を争うみたいなゲームですね。それの野球版がやりたかったんです。
中瀬:それは上手くいかなかったんですか?
小宮:パ・リーグ株式会社に声をかけて、NFT担当者とも話したんですが厳しかったですね。人脈やスキルがない自分がゼロからやるのは難しかったです。
中瀬:行動力がすごいですね笑。やりたい事業内容をもとに突撃した感じですよね。
小宮:そうですね、先方のホームページからいきなり連絡しました。
野球版ソラーレの事業案がなくなって、その次に 個人的にプレイしていたNFTゲームで何かできないかと思いNFTゲームギルドを立ち上げました。
いよいよNinjaGameGuildの歩みがはじまった!
中瀬:会社のホームページ見ると、2022年5月に会社を設立して、2022年7月に鳥取県eスポーツ協会とパートナーシップ締結されてますよね。すごいスピードです。
小宮:過去に鳥取県のeスポーツ協会がナイジェリアeスポーツチームと共同で大会を開催したんですよ。それで話を伺いたいと思いメールを送りました。
中瀬:それもいきなり突撃された感じですよね。
小宮:そうですね。私がアフリカを絡めてゲームギルドを立ち上げていることを伝えたら締結につながりました。とても沢山のことに挑戦されている方で刺激をいただきました。
中瀬:スクウェア・エニックスの方がアドバイザー就任というプレスリリースも出されてますね。
小宮:これもTwitter(現X)のDM送って話して、気づいたらそういう流れになってました。
僕はスタートアップやビジネスをやってる知り合いが少なかったので、SNSで突撃することが多かったです。
人脈がなくてもSNSを駆使して資金調達までしてしまう行動力は素晴らしいし、見習うべき!
中瀬:では、そろそろアフリカに行かれた話をお聞きしたいと思います。
小宮:ナイジェリアに行ったのは2023年の5月で…
普通の学生だった小宮さん。ふとしたことから起業を志すと、持ち前の突撃力で着々と起業家の道を進み始めます。
後編では怒涛のアフリカ篇をお届けします。お楽しみに。
中瀬:そろそろスーツ買わないとなあ。服選ぶ時間がもったいないから白ティーしか持ってないよ。
スティーブジョブズぶるんじゃない。
完
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