【姫路でコレクティブインパクトを!】一般社団法人Social Eight 松尾礼 #2
生まれの地、姫路でコレクティブインパクトを起こす
一般社団法人Social Eightは姫路を中心に活動している。
合計70名超(2024年1月時点)のSocial Eightで代表理事を務めるのは松尾礼さん。
子育てと仕事の両立。本業と代表理事の両立。
マルチに活動する松尾礼さんのキャリアと、Social Eightの事業内容について取材を行った。
この記事は#2です
まだお読みでない方はぜひ一般社団法人Social Eight松尾さん#1からご覧ください。
学生の時から進学塾で親御さんとの対話
中瀬:松尾さんのキャリアについて質問させていただきます!
松尾さんは学生時代、キャリアに対するイメージはありましたか?
松尾:特に持っていませんでしたね。
私が学生の頃は、まだまだ女性が前に出るなんて・・というような教育を受けていて、将来的には専業主婦になると思っていました。
地域性もあったと思います。
中瀬:そうだったのですね・・・学生時代はどのようなことをしていたのですか?
松尾:学生時代は進学塾でアルバイトをしていて、そのまま就職をしました。
今に活きるいい経験をさせていただきました笑
中瀬:どのように活かされているのですか?
松尾:アルバイトの仕事は主に資料制作だったので、そのスキルは今も活かされています。
それだけでなく、経理や親御さんからの電話対応もしていました。
中瀬:それは大変そうですね・・・
松尾:お客様の視点に立ってどのような運営をしていくのか、そんな視点を身につけられました。
子育てがおちついてからのサラリーマン〜現在の組織運営にも活かされていると思います。
進学塾でアルバイトをして保護者対応をしていた松尾さん。就職後は専業主婦となります。松尾さんはどのように専業主婦から就職をされたのでしょうか
自分が社会にできることは何か?PTAでの経験とは?
松尾:就職後、割とすぐに結婚、出産して専業主婦になりました。
中瀬:そうだったのですね。
松尾:当時は仕事と子育てを両立させようという思いはありませんでした。
子育てに専念するというか、幼稚園のPTA会長はやりましたね。
中瀬:PTA会長というとどのようなことをするのでしょうか?
松尾:子供たちが楽しく園で生活ができるように、先生や保護者のみなさんと連携をとったり、保護者の方のお困りごとや相談に乗るようなことをしていました。
学習塾よりももっとハードな対応をしていました笑
中瀬:おっと・・・!ちなみにどのような相談が来たのですか?
松尾:「給食の内容」とか「いじめなのか遊びなのか」「先生のこと」そんな主婦の悩みのような内容が毎日のように来ました。
自宅の固定電話、鳴りっぱなしです笑
中瀬:仕事でも大変なのに、ご自身も一親御さんな訳ですもんね・・・
松尾:PTAや保護者会のような、ある意味、閉ざされた環境のなかで必死にやっていたのですが、外に出てみたい気持ちが芽生えました。
社会に対して自分がどのようなことができるのか、その可能性を知りたいと思うようになりました。
中瀬:その環境でまだ見ぬ可能性を試したいと思えるバイタリティ、尊敬します。
松尾:その頃ちょうど子どもが9歳になり、「小1の壁」も過ぎて、子育てに余裕が出てきたのでパートで仕事を始めてみることにしました。
内勤職なら時間も決まっていて、子どもの帰宅時間には家にいられる。
いろんな都合もつきやすい第一生命の内勤職の求人に興味を持ち、面接にて採用されました。
以後、主人の転勤などが重なりましたが、会社初の内勤職の中途採用で入社しました。正社員となったのは38歳です。
専業主婦として10余年を歩んだ松尾さん。ついに現職につながる第一生命でのキャリアを開始しました。その後、松尾さんは職場で大活躍することとなります
就職先で大躍進。その理由とは?!
中瀬:パートから始めた第一生命の仕事はいかがでしたか?
松尾:事務からスタートしましたが、色々な事務経験を積むことができました。
窓口販売が解禁となり、銀行の窓口販売部門を強化しようということで、メガバンクに出向したのが人生の大きな転機になりました。
出向先では、行員の販売支援をしていましたが、毎月の営業成績では非常に成績も良く、ほぼ、毎月売上成績でトップの成果を出していました。
中瀬:保険業界出身ではなかったですよね。何かコツがあるのでしょうか?
松尾:これは私の一意見ですが、私の説明が「プロじゃない」からだと思います。
私以外の方はずっと保険業界に身を置いていた、いわゆるプロ。
だから、窓口での説明も”プロ”だったのではないかと思います。
一方、私は素人。すべて1から勉強しました。
自然と、誰にでもわかる言葉、伝える力、自分の言葉で説明する力が身についたのだと思います。
中瀬:これは非常に重要なノウハウですね。
松尾:そうですね。
後は、子育てをしながらのお仕事だったので、子育てをしているお客様とお話しする際に自分の経験が活きました。
中瀬:確かにそうですよね。
置かれている状況をうまく使って、良い方向・良い結果に向かわれたのですね!
松尾:3年出向して第一フロンティア生命に戻ってきてからは、営業での第一線で新しい取組や販売支援や育成に携わっていきます。
また、先程お話しした金融教育・地方創生などのプロジェクト的な取組にも注力するようになり、社内の女性活躍推進や地域社会貢献活動のリーダーを務めました。パートで入っただったのですが笑
中瀬:華々しい成績をのこされていますよね!お仕事はかなり大変だったのでは・・・?
松尾:私としてはあまり大変なことをしたという印象はありませんでした。
ほとんどが自分の生い立ちから得た気づきを実践して、それが成果に結びついた。
そんなイメージです。ただ、会社が色々な経験を積めるポジションを与えてくれた。また、副業といった新たなことにも挑戦させてもらえる環境を整えてくれたことは大きいかと思います。
中瀬:ご自身の経験を無駄にしない。SDGsですね!
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